2016年09月01日
子どもたちの健やかな成長を図るためには、家庭・学校・地域がそれぞれの教育機能を十分に発揮し、連携を深めていくことが重要です。
先日、国の財政制度等審議会において、昨年に引き続き教職員定数を削減すべきとの意見が出されました。
さらに、障害による困難を克服し自立を目指すものである特別支援教育について、ペーパーテストの結果だけで効果の有無を測ろうとするような主張もされています。
学校において子どもたちの豊かな学びを実現するには、実際に運営を担う教職員の質の向上とともに教職員の体制の充実が極めて重要です。
もし教職員定数を削減すれば、このような課題に対応する取組ができなくなり、子どもたちの教育環境が悪化することは明らかです。
公益社団法人日本PTA全国協議会としては、子どもたちの健やかな成長を願い、全国的な教育水準の維持向上を促進する立場から、
定数削減ありきで議論されている状況を深く憂慮し、教職員定数の削減に反対する緊急要望について決議しました。
次代を担うすべての子どもたちに社会で活躍する力を育むため、全国六十四協議会の会長の総意をもって
教職員定数の削減に断固反対し、教職員体制の更なる改善など教育環境の充実を強く要望いたします